生活クラブグループ
市民セクター政策機構

市民セクター政策機構 市民セクター政策機構は、生活クラブグループのシンクタンクとして、市民を主体とする社会システムづくりに寄与します。

研究会・イベント

●市民セクター政策機構が主催するイベント、研究会、出版情報などをご案内します。

■オンライン連続セミナー「コロナ禍における協同組合の価値」(無料)

Ⅰ.趣旨

新型コロナウイルスの世界的大流行はいつ収束するのか予測もつきません。

感染抑止のためリモートワークが推奨される一方で、「エッセンシャル・ワーカー」と呼ばれる社会を維持する仕事を担う人々は、感染リスクと闘いながら、地域社会で奮闘しています。

とりわけ協同組合は、食料の生産・加工・配達・販売。医療・福祉・介護・子育て。

コロナ渦によって最も影響を受けている人々への支援活動など、幅広い分野において、いのちと暮らしを守る仕事を担っています。

今後、

①コロナ渦によって私たちの社会と生活はどのように変化する可能性があるのか、

②協同組合の価値と期待される役割はと何か、参加者の皆様と考えるための連続セミナーを開催します。

オンラインという機会を生かして、全国の協同組合関係者の皆様に参加を呼びかけます。

 

Ⅱ.全5回の企画内容 (最初に60分間ご講演いただいた後、30分の意見交換を行います)

 

【第1回】2020年9月5日(土)14時~15時30分

  • テーマ:「持続可能な日本と地域社会ビジョン―SDGsとFEC自給ネットワーク」
  • 講師:古沢広祐氏(國學院大學研究開発推進機構客員教授/JACSES代表理事/市民セクター政策機構理事)
  • 内容:コロナ禍によって、SDGsはさらに重要性が増した。とりわけインバウンド需要が激減した日本では、持続可能で地方分散型の社会をつくることが急務である。「庄内FEC自給ネットワーク」を事例に、持続可能な地域社会の実現に向けた協同組合の価値と役割を考える。

 

【第2回】2020年9月26日(土)14時~15時30分

  • テーマ:「コロナ渦で激変する世界の食料生産―生協・農協への期待と課題」
  • 講師:柴田明夫氏(株式会社資源・食糧問題研究所代表)
  • 内容:東欧、アジアでは穀物の輸出制限が始まった。アジア、アフリカで発生したバッタの大群は南米、中国にも来襲した。ところが途上国ではコロナ渦の影響で殺虫剤が手に入らず駆除ができずにいる。世界的な食料危機と飢餓人口の増加を踏まえて、低下する日本の食料自給率と農協・生協の役割を考える。

 

【第3回】2020年10月3日(土)14時~15時30分

  • テーマ:「これからの街づくり―女性・子育て・シェア・介護」
  • 講師:三浦展氏(消費社会研究家/評論家)
  • 内容:近年の街づくりには、多様な個人が集い交流のできる場所・活動が求められているが、今、コロナ渦がそれを困難にさせている。コロナ渦をふまえつつ、女性の活躍、子育て、シェア、介護といった観点から「これからの街づくり」と住み方・働き方を考える。

 

【第4回】2020年10月17日(土)14時~15時30分

  • テーマ:「“エッセンシャル・ワーカー”としてのワーカーズ・コレクティブの価値」
  • 講師:田中夏子氏(長野県高齢者生活協同組合理事長/日本協同組合学会監事〈元会長〉/都留文科大学元教授)
  • 内容:地域社会に必要な仕事を創り出してきたワーカーズ・コレクティブだが、コロナ渦によって多くの事業が苦境に立たされている。他方、秋の臨時国会では「労働者協同組合法」が制定される見込みだ。その目的は「各人が生活との調和を保ちつつその意欲及び能力に応じて就労する機会」を創出し、「持続可能で活力ある地域社会の実現に資する」ことである。コロナ渦を機に「協同労働」の価値を考える。

 

【第5回】2020年11月7日(土)14時~15時30分

  • テーマ:「地域循環共生圏の形成と分散型エネルギーシステムの構築に向けて(仮題)」
  • 講師:和田篤也氏(環境省総合環境政策統括官)
  • 内容:コロナによって地域経済が疲弊している中、環境省を中心に日本政府が進めている地域資源を生かした地産地消の取組を展開していく「地域循環共生圏」の形成と、地球温暖化防止に資する分散型エネルギーシステムの構築についての最新動向を知る。

 

 ●申込方法:http://jacses.org/700/ にアクセスして、セミナーごとにお申込みください。

 

 ●申込後に、申込完了メールが届きます。参加方法が記載してありますので、ご確認の上、メールを紛失しないようご注意ください。

 

講座当日は、申込完了メールを開き、緑色の「お申し込み詳細の確認」ボタンからご参加下さい。

 

●定員:各回500名(定員になり次第、締め切らせていただきますので、ご了承ください。)

 

●問い合わせ

(特活)「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:高野、ティファニー

 

お問い合わせの際は下記のメールアドレスにご連絡下さい。

 

メール:jacses@jacses.org

 

主催:(一社)市民セクター政策機構/(特非)「環境・持続社会」研究センター(JACSES)

協賛:生活クラブ連合会(予定)