追悼 加藤好一(元生活クラブ連合会会長/元市民セクター政策機構理事長)
●飼料用米などの問題が一段と大きくなっているいま、加藤さんと話したい
(一般社団法人日本飼料用米振興協会理事・事務局長 若狹良治)
【まもなく発売】季刊『社会運動』2025年4月発行【 458号】特集:食の自治の可能性を拓く 瀬戸際にある飼料とNON-GMO
生活クラブの皆様が「偲ぶ会」を開催され、一般社団法人日本飼料用米振興協会のメンバーで参列させていただきました。
その後、生活クラブ事業連合の柳下信宏専務理事から遺稿集への寄稿を依頼されました。「はい、わかりました」と二つ返事で引き受けたが、いざ、書こうとすると筆が進まない。
加藤好一さんとのお付き合いの始まりは、2008年11月28日に開催した「第1回 超多収飼料用米が畜産・大パニックを防ぐシンポジウム」で、私がコーディネーターで、加藤好一さんがパネラーのお一人で参加されたのが初めてでした。
その時以来、17年を経過しました。
その間、「超多収穫米普及連絡会」設立(2011年1月1日)、「一般社団法人日本飼料用米振興協会」設立(2014年4月1日)で副理事長をお引き受けいただいた。
加藤好一さんには、そのほとんどのシンポジウムでの閉会の挨拶を行っていただき、それが風物詩ともなっていました。
私は超多収穫米普及連絡会の設立後の運営委員、一般社団法人日本飼料用米振興協会の発足設立時には監事、その後、理事・事務局長を引き受けてきた身として、常に様々な運営問題で相談をしてまいりましたが、考えてみると、打ち合わせ後の酒飲みも含めて、加藤好一さんと一身上の身の上話をしたことがありませんでした。
私は学生時代から生協活動を行ってきたこともあり、生協関係者の多くの方々ともその前提でお付き合いをしてきた経過もあり、加藤好一さんの学生時代やその後のことについて何も話したことがありません。人づてに加藤さんのその頃の話を聞いたことはありますが、ご本人とはありません。
(抜粋)
