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04: 自分の庭で広がる地域を越えた出会いと交流(こだいらオープンガーデン)

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「あの花を見にあの庭へ」みんなの楽しみが励み

 

 西武新宿線小平駅近くにある「カフェ・ラグラス」もその一つだ。緑道に沿って歩いていくと、店の看板とともに「こだいらオープンガーデンの家 OPEN」のプレートが見えてくる。緑道から店へのアプローチには多様な草花が植えられていて、毎年5月には色とりどりのバラが庭から店先までを飾る。このカフェを営む松村三智子さんに話を聞いた。
 松村さんは、こだいらオープンガーデンが始まった2007年からのオーナーだ。はじめは小さな花をつけるハーブを主に植えていたが、最近は50株ほどのバラを中心に、四季折々の一年草と多年草をあしらった庭づくりをしている。
 「オープンガーデンが始まる以前から、希望される方が庭を見学できるようにしてはいたんです。この仕組みができてからは、オーナーどうしで庭を訪ねあったり、種や苗を交換したり、育て方を教え合い、交流が広がっています。交流はほどよい距離感で、負担になるようなことはありません。地区も年代も超えたつながりが広がって、うちの庭もずいぶん様変わりしました」と松村さんは言う。近隣の市区や遠方からの訪問が増えているのも、こだいらオープンガーデンとしての発信力あってのことだと実感している。「あの花が咲く頃にあの庭を見に行こう」と楽しみにしてくれる人が増えたことが、さらなる励みになっていると言う。

(P.96~P.98記事抜粋)

 

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