生活クラブグループ
市民セクター政策機構

市民セクター政策機構 市民セクター政策機構は、生活クラブグループのシンクタンクとして、市民を主体とする社会システムづくりに寄与します。

5.社会課題の可視化に挑む市民ファンド(かながわ生き活き市民基金)

<好評発売中>季刊『社会運動』2021年4月【442号】特集:自助・共助・公助と生活クラブ

コロナ下の市民団体を資金面で応援しよう

 

 2020年3月の一斉休校以降、生活困窮に陥る人が増え、多くの支援団体が動き始めた。こうした団体を支援しようと、「公益財団法人かながわ生き活き市民基金」(以下、財団)は、「新型コロナ対応 緊急応援助成」の実施を決めた。その当時のことを城田さんはこのように振り返る。
 「休む間もなく活動を続けている市民団体があるとの情報は、3月の早い段階で、財団にも集まっていました。例えば、財団と日常的に連携して活動する『公益社団法人フードバンクかながわ』(生活クラブを含む神奈川県内の生協などで設立したフードバンク)からは、寄付された食料の在庫が例年よりはるかに速い速度で減っている、ということを聞きました。つまり、フードバンクかながわから食料の提供を受けている支援団体が、フル稼働していたのです。また、これまでの助成団体に対して聞き取りを行ったことで、現場の切迫感が伝わってきました。
 感染のリスクがあるにもかかわらず、市民団体は工夫をしながら活動を続けようとしている姿が見えてきて、そうした団体を資金面で支援していく必要があると判断したのです。そこで財団は、4月に臨時理事会を開いて緊急応援助成の取り組みを決めました」
 こうして、2020年12月まで4次にわたった緊急応援助成の活動がスタートした。

(p.62-P.63 記事抜粋)

 

インターネット購入