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団体紹介③特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブ ういず(千葉県柏市)
「寂れた商店街にキッチンカーがやってくる」

季刊『社会運動』2021年7月【443号】特集:ワーカーズ・コレクティブ―労働者協同組合法を知る

「こんにちは~、これからお話始まるよ」。読み聞かせボランティアの一声で、子どもたちの視線が大型絵本に注がれる。
3月の土曜日。あいにくの雨だが、紙芝居を楽しむ子どもたちや若いママパパで、千葉県柏市の大津ヶ丘中央商店会の空き店舗に久しぶりの賑わいが戻った。
 一方、向かいの「ふれあいカフェクルトコ」では、「特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブういず」のスタッフやボランティアたちが、子ども食堂で配るカレーのパック詰めや、フードパントリーの準備に追われていた。
 12時。さあ、お待ちかねの子ども食堂。軽トラックに黄色い木の家を乗せた、かわいいキッチンカーが路地裏で待っている。昨年11月から始まった移動式子ども食堂だ。
 コロナ禍なので、みんなで集まっての食事はできない。そこで考えついたのがお弁当を配るキッチンカーだった。子どもは無料、大人は運営カンパとして300円。青いエコバッグにお弁当を入れて持ち帰る。
 この手作りエコバッグはスタッフの若い人のアイデアで、初めて来た子どもにプレゼントしている。作っているのはスタッフのお母さん。これまで150袋も作った。そこにはコロナでつながりが薄れた子どもたちに、同じ色のエコバッグを持つことで、少しでも親しみや仲間意識を感じてほしいという願いが込められている。
 子どもの手を引いた若いお父さんが「いつも来ています。子どもも楽しみにしていて、助かっています」と話してくれた。「ママ友にチラシをもらって来ました」というお母さんも。今日は雨でさすがに人出が少ないが、ふだんは行列で、50食があっという間になくなるという。

(p.24 記事全文)

 

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