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人物紹介③上田祐子さん(NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会/NPO法人ワーカーズ・コレクティブキャンディ:神奈川県川崎市・横浜市)

季刊『社会運動』2021年7月【443号】特集:ワーカーズ・コレクティブ―労働者協同組合法を知る

 神奈川県川崎市で子育て支援事業に取り組んできた上田祐子さんは、2020年からNPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会の理事長となった。暮らしを大切にした仕事を作り、多様な人と「共に働く」活動支援に力を注いでいる。

 

育児ストレスを受け止めて

 

 上田祐子さんは、1996年に夫の転勤で神奈川県川崎市に転居し、地域の自主保育の活動に参加していた。ある日、知り合いの女性から「私、精神安定剤を飲んでいるの……」と相談された。「子どもの泣き声がうるさい」とマンションの階下の住人から再三クレームがあり居づらくなって引っ越したが体調が優れないという。彼女以外にも「育児のストレスで顔面神経麻痺になった」などの子育てのウツを訴える人がたくさんいた。放ってはおけないと仲間で子どもを預かり、食事の用意も引き受けて支えたが、個別の対応には限界がある。「こんなに人がバタバタ倒れていく子育てはおかしい」と感じた上田さんは、大人も子どもも生き生き暮らすまちづくりをすすめようと、生活クラブ生協の「高津子育て共同センター構想」づくりに参加した。そして、2002年にワーカーズ・コレクティブキャンディを立ち上げ、「保育室すきっぷ」を開園した(15年から「川崎市認可保育所すきっぷ保育園」)。

(p.52 記事全文)

 

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