生活クラブグループ
市民セクター政策機構

市民セクター政策機構 市民セクター政策機構は、生活クラブグループのシンクタンクとして、市民を主体とする社会システムづくりに寄与します。

Q「労働者協同組合法(ワーカーズ法)」制定の意義とは?

 

A 2020年12月4日、「労働者協同組合法」が国会で成立しました。これまで多くのワーカーズ・コレクティブは「NPO法人」か「企業組合」として、もしくは法人格を持たない「人格なき社団(みなし法人)」として事業を行ってきました。いわば「借り着」だったのです。
 この法律が制定された意義は、ワーカーズ・コレクティブの事業の特徴や目的、運営方法を多くの市民と広く共有できるようになること。そして、株式会社など他の法人と労働者協同組合の違いを明確に理解してもらえるようになることにあります。

 

Qどんなメリットがありますか。

 

A 法人格取得によって、三つのメリットがあります。
 一つ目のメリットが、出資額を限度とする「有限責任」が適用されることです。これにより、負債を抱えた場合に1人の組合員が全責任を負うリスクが解消されます。

(p.84-P.85 記事抜粋)

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