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市民セクター政策機構

市民セクター政策機構 市民セクター政策機構は、生活クラブグループのシンクタンクとして、市民を主体とする社会システムづくりに寄与します。

CPAOごはん会(大阪子どもの貧困アクショングループ)

季刊『社会運動』 2016年1月号【421号】特集:子ども食堂を作ろう!

人びとの眼差しを変えたい


 「今、必要な支援は、子どもに寄り添ってくれる人が、もっといっぱい欲しいこと。一人の子どもに何人も要る。私を見て、ボクを見て、褒めてと、みんながいっぺんに言う。抱っこして、おんぶしてと… 。それが一人でもしんどいです。
 貧困は解決しません。解決したら、ノーベル平和賞が取れます(笑)。私たちは解決ではなく、生き延びることを第一にしています。だから子どもたちが困った時にSOSできればいい。するとつながっている誰かが駆けつけて、一緒に乗り越えようとする。それだけで、気持ちもほぼ解決します。
 今の時代、人びとの眼差しの厳しさが、多くのしんどさを生み出しています。生活保護を受けにくいとか、シングルマザーやからとかで、子どもたちが地域から排除されています。勝手に孤立しているんじゃないんです。
 そうしたしんどさや孤立を、みなが地域でどうすれば豊かに生きていけるのかという眼差しに、どう変えられるのか。それをやりたいんです」
 徳丸さんはそう語る。

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