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市民セクター政策機構

市民セクター政策機構 市民セクター政策機構は、生活クラブグループのシンクタンクとして、市民を主体とする社会システムづくりに寄与します。

団体紹介②企業組合ワーカーズコレクティブ紙ふうせん(千葉県野田市)
「安心して働ける場を次世代につなぐ挑戦」

【好評!増刷しました】季刊『社会運動』2021年7月【443号】特集:ワーカーズ・コレクティブ―労働者協同組合法を知る

 千葉県野田市の東武線愛宕駅から流山街道沿いに6分ほど歩くと、左側に「お弁当」の大きな幟が目に入る。ここが「企業組合ワーカーズ・コレクティブ紙ふうせん」だ。

 

リサイクルショップ、レストラン、障がい者施設が同居する店舗

 

 厨房では4人のスタッフがランチの準備中。自然食品やリサイクル品が並ぶショップの奥に、開所して2年余の就労継続支援B型事業所(障害者総合支援法に基づく福祉サービス。以下、B型)があり、3人の利用者が作業をしていた。大きなホワイトボードには14人の登録者の週間スケジュールがびっしりと書かれている。仕事の内容は、掃除、配達、洋裁、リサイクル、厨房手伝いなど様々だ。
「ここでは一人ひとりやることが違います。人との関係が苦手な人もいますから、できること、できないこと、やりたいこと、やりたくないことをあらかじめ聞いておきます。その人に合った仕事で自信や達成感が持てれば、次のステップにつながるからです」と、案内してくれたB型管理者の宮野洋子さん。
 2階の部屋では、リサイクル品の仕分けと値付けの他、着物をほどいて洗い、リメイクする仕事もある。「今年3月、初めて生活クラブ柏センターを通してリサイクル品の提供を組合員に呼びかけたところ、たくさんの協力をいただきました」。集まったリサイクル品やリメイク品の売上げは、利用者の工賃に反映される。

(p.12 記事抜粋)

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