4.ライフ・ワークバランス先進国オランダのいま
社会・教育事情研究家:リヒテルズ直子
オランダのパートタイム労働者の賃金や雇用待遇は、フルタイムのそれと違いはない。また、子育てなどその時々のライフステージに合わせ労働スタイルを選ぶことができる。しかし、このように労働者の「ライフ・ワークバランス」(*)を実現したオランダですら、近年、臨時雇用や派遣職員たち、フレックスワーカーなどが増加しているのだ。
リヒテルズ直子さんに、オランダにおけるライフ・ワークバランス生活を紹介してもらうとともにフレックスワーカーがなぜ急増しているのか報告していただいた。
*オランダでは「ワークよりライフを優先する」という意味で「ライフ・ワークバランス」という言葉がよく使われる。
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