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市民セクター政策機構

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コロナ禍後も再開した対面での交流


全国大学生活協同組合連合会 理事会室
志村貴由樹


 全国大学生協連は、1989年以降韓国のさまざまな大学生協設立をめざす研究会等に協力し、2001年の「大学生協特別委員会」の設立の前後から会員生協理事長などの役員レベルや事業担当する職員レベルで双方を視察するなどの交流を行ってきています。また1998年から「日韓交流スタディーツアー」がスタートし、学生組合員どうしの交流も始まりました。

 ここ数年はコロナ禍により、交流が難しい時期が続きましたが、対面での交流を徐々に再開してきています。2023年10月には日本から韓国に、2024年7月には韓国から日本に、「日韓学生交流セミナー」として多くの学生が訪問しあい、生協施設の見学やお互いの取り組みの紹介などを通じて学び合いを行っています。このことが、自身の生協における諸活動の意義を改めて見直すことにつながっています。併せて双方の大学生活、文化や歴史などについても交流され、国を超えた相互理解と視野の広がりにもつながっています。

 また、2024年4月には食堂運営を行う職員が訪韓し、日本の大学での食堂事業の現状などを報告させていただき、交流を行いました。韓国の食堂施設も見学し、双方の現状、工夫や課題を理解しあうことで、さまざまな発見につながっています。

 日本と韓国の交流は、歴史や文化、大学との関係、協同組合に関わる法律の違いなどがあり、重点となる課題も違います。一方、協同組合として大切にしたいこと、組合員の生活向上をいかに実現するのかなど、その思いは共通していることに気づかされます。全国大学生協連は今後も継続的に韓国のみなさんとの交流を継続していきたいと考えています。

(P.33-P.34 記事全文)

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