研究会・イベント
●市民セクター政策機構が主催するイベント、研究会、出版情報などをご案内します。
■2019年2月9日(東京:新宿区)第40回社会経済セミナー「ゲノム編集と食品表示」
新しい遺伝子操作技術「ゲノム編集」による農産物の栽培が始まっている。この新技術は遺伝子編集をした痕跡が残らない点に特徴がある。日本でも野外の圃場でイネが栽培・収穫された。アメリカでは大豆、小麦、ジャガイモ、トマトなどが開発されている。ところが米国農務省はゲノム編集技術を使った農作物に関して規制をかけない方針だ。表示もされずに日本に輸出されることになるのだ。
この状況を見越してか、日本の遺伝子組み換え食品表示が変更されようとしている。「遺伝子組み換えでない」と表示できる要件を、現行の「混入率5%以下」から「不検出」に厳格化するという。「消費者に誤解を与えないため」とシラをきるが、大量に遺伝子組み換え作物が輸入されている現状で混入率を0%にすることは不可能だ。(EUでさえ0.9%未満の混入を認めている)。結果的に日本では、できる限り非遺伝子組み換えの原料を使用していても表示できないことになる。
「ゲノム編集」の問題点と、表示のあり方を考えるセミナーに、ぜひご参加下さい。
■日時:2018年2月9日(土) 13:30~16:30(開場:13:00)
■会場:快・決いい会議室ホールA
東京都新宿区歌舞伎町2-4-10KDX東新宿ビル3F
(東京メトロ副都心線/都営地下鉄大江戸線「東新宿駅」A1出口より左へ徒歩30秒)
https://www.pasela.co.jp/kaigi/
<第1部>「ゲノム編集の問題点」
講師:大塚善樹氏(東京都市大学・環境学部教授)
<第2部>「消費者の知る権利に応える―加工食品の包材表示」
講師:生活クラブ連合会
■入場料:無料
参加のお申し込みは下記「市民セクター政策機構」までメールにてお申し込みください。
■主催:一般社団法人市民セクター政策機構
TEL:03-5292-5051 mail:civil<at>cpri.jp <at>を「@」に変えてください。
■共催:生活クラブ親生会
■協賛:生活クラブ事業連合生活協同組合連合会/東京・生活者ネットワーク/神奈川ネットワーク運動/埼玉県市民ネットワーク/リベラル市民政治研究所/たねと食とひと@フォーラム(順不同)